質問掲示板 過去ログより
※一部要約しています
オーバーフロー対処 | ||
[1]ういろう | 2014/09/03 12:48:36 | |
昭和40年式 スバル360・スタンダードを所有している者です。2ヶ月ほど前に走行中にエンジンが停止、何度かエンジンを掛け直しながら、時々ぐずりながらも何とか駐車場までたどり着くことができました。 当初、キャブレター以外にもプラグの劣化を疑い、その後@キャブ清掃、Aプラグ交換、Bついでにハイテンションコード取り替え、この3つの作業をしてみました。 しかし、セルは元気に回るものの全く火が入らず、その後エアフィルターを外したところドバドバとガソリンが漏れ出てきました。 オーバーフローでした。 燃料コックを閉めた状態で、確かにチョロチョロとホースから燃料が滴ってきました。 そこで、オリジナルの燃料コックの修繕ではなくバイク用のキタコ製燃料コックをキャブレターの直前に増設し、コック2段構えで駐車中の燃料流入を完全に止めるようにしました。 さらに、フロート室も疑い、フロートの状態も確認しましたが、フロートが沈んで浮かんでこない状態にはなっていません。 ニードルバルブは下からフロートが押されてバルブが閉まり燃料がフロートに入らない構造になっていると思います。 オーバーフローはここの機構が上手く作動していない(バルブがちゃんと閉まらない)から発生しているのだと思い、一応ニードルバルブをバラして、中のスプリングをほんの気持ち程度伸ばしました。 常時全閉状態にはなっていませんが、組み直し後にフロートとの当り具合がどうなったのかが不明です。 作業後にエンジンスタートを試みましたが、相変わらずセルが回り続けるだけで火が入りません。 瞬間火が入ることが何度かありましたが、アイドリングまでは全然至らず、困っています。 プラグを見ると湿っていることから、依然オーバーフロー状態なのだろうと思います。 燃料コックを全閉した上でプラグを外した状態でセルを何度か回してシリンダー内を乾かし、その後別のプラグを取り付けて再度コックを開け、セルを回してみましたが、相変わらずです。 | ||
[2] こまりん号運転手 | 2014/09/04 20:57:33 | |
ういろう様は、日常のメンテなどはご自分でなされていて、ある程度の作業もされたようですので、もう少し悪あがきのお手伝いが出来ればと思い、書き込みます。 書き込まれた内容から、オーバーフローしているのは間違いなさそうなので、下記を一度確認してみてください。 コックはバイク用を追加して解決している事が前提です。 コックを閉めた状態で、キャブレターのフロート室の蓋を外してください。コックが閉まってるから、燃料は出て来ませんね? 次にその状態で、コックをちょっと開けてください。燃料が出て来ますね? 出て来たら、ニードルバルブの先端を動きが止まるまで指で押さえて、燃料が止まるかを確認してください。 これで燃料が止まればニードルバルブは正常です。 止まらずに燃料が出て来るようなら、ニードルバルブを交換か修理です。 ニードルバルブが正常なのに、オーバーフローが止まらないとなると、フロートの不良が疑われます。 フロートは真ちゅう製の物ですか?もしそうなら、浮いていても、浮力が落ちている可能性があります。沈没しない程度に浸水している可能性もあります。浮力が落ちると、バルブを押す力が落ちますので、燃料が完全に止まりません。 可能なら、SOCのHPの部品情報に載っている、日産の流用部品に変えた方が良いと思います。日産のディーラで品番伝えれば買えます。 ちなみに、ニードルバルブの中のスプリングは伸ばしちゃダメです。伸ばしすぎると、ガソリンの出が悪くなりますので。伸ばしてもバルブの止める力にはなりません。 フロート室の蓋を閉じた状態でニードルバルブが閉じているかを確認するには、透明な容器にガソリンを入れてホースでキャブにつなぎ、燃料タンク位の高さにぶら下げて暫く置き、量が減るかを見れば解ります。 後は、、、エアクリーナーからドバドバ出て来たくらいでしたら、クランクケースにも相当ガソリンが回ってると思いますので、プラグを外してちょっとセルを回したくらいでは、ガソリンが抜け切らないと思います。コックを閉めて、プラグを外した状態でかなりしつこくカラ回しをしてガソリンをクランクケースから排出してください。セルを痛めますので、回し続けないでくださいね。 プラグを付けた後も、初爆が来るまではコックを開けずにセルを回してみてください。 プラグは新品を使って見てください。 他、チョークが効きっぱなしになっていないか?各ジェット類の取り付けが緩んでいないか?スロー系とメイン系のジェットを間違えて組付けていないかなど、確認してみてください。 ガソリン扱いますので火気に気をつけて、今一度確認してみてください。 |
||
[3] ういろう | 2014/09/13 18:36:23 | |
7日と今日の休日を利用して、先般こまりん号様に教えて頂いたアドバイスを軸に、もう一度作業を一から丁寧にやり直してみました。 バッテリー電圧チェックからデスビチェックまで範囲を広げ、日産純正キャブフロートに新品交換、新品プラグも4本用意して臨んでみました。 しかし、15秒おきにセルを回し続ける中、瞬間火は入ることが2,3回あったものの後がまったく続かず、しまいにくたびれて作業を中止しました。 貴重な情報くださり、深謝いたします。 |
||
[4] こまりん号運転手 | 2014/09/14 01:43:47 | |
ちょっとだけ確認です。 キャブとエアクリをつなぐゴムダクトは外して作業されてますよね? エアクリーナーが詰まっていると、チョーク引いてるのと同じようになります。ダクトを外しておけば、エアクリはひとまず無視できますので。 オーバーフローが止まってなければ、ガソリンがキャブのボアから漏れてくるのも解ります。 作業状況からは、何となく点火系も怪しい感じも受けます。 デスビのチェックをされたようですが、点火時期とポイントの接点の状態とギャップが重要です。 もう確認されたかも知れませんが、下記もチェックしてみてください。 エンジン掛けないで点火時期を調整するには、デスビのキャップを外して、デスビの固定ボルトを緩めます。 クラッチケースの確認穴を見て点火時期の目盛りを0度に合わせ、イグニッションキーをONにします。 クランクプーリーを手でゆっくり前後に動かしながら、15度〜20度位でポイントからパチっと言う音がするか見れば、エンジン掛からなくても点火時期をおおよそ調整できます。 エンジン掛かった後、タイミングライトでの確認調整は必要です。 ポイントの接点が汚れていると、火が飛びにくくなります。点火時期の作業をしてもパチっと音がしない場合は、ポイントがダメかもしれません。 細かいペーパーや砥石で磨けますが、方当りしないように注意が必要なのと、磨いた後にしっかりと脱脂する必要があります。安い部品なので、普通は交換します。 ポイントギャップは0.4〜0.5mmです。 長く使っているとヒール摩耗でギャップが変わっている場合があります。普通のはがきを2枚重ねにすると約0.5mmなので、シックネスゲージが無くてもできます。 ポイント面に油などが付かないように、シックネスゲージの場合はゲージを脱脂して作業します。 火がちゃんと飛んでるかは、裸のプラグをコードにつないでエンジンなどに接地させ、イグニッションONで手でプーリーを回せば火が飛ぶのが目で見えます。火が飛ばないようなら、イグニッションコイルに12Vが来ているか確認するのと、コイルの抵抗値と絶縁抵抗の確認が必要かもしれません。 何度か火が入り掛かったみたいなので、なんとかしたいですね。 最後はショップさんにお願いするつもりで、楽しく安全に注意して整備してください。 |
||
[5] スバル乗り | 2014/09/14 03:44:06 | |
ういろうさまこんばんは。 当方もつい先月までエンジン不動に苦悶していました。 本日もトライされるとの事でしたので、私の失敗談もご参考頂ければ幸いです。 キャブのジェットですが、キャブOHの際に、 上に二箇所あるジェットを間違えて組んでしまい、同様の症状になった事があります。 まずは簡単なところからジェットを入れ替えてみては如何でしょう? また、こまりん号運転手さまも書いていましたが、私も点火系が怪しそうだなと踏んでいます。 デスビの調整をされたとの事ですが、整備時にデスビを一回抜いたりはしていないでしょうか? 基本的にデスビは4方向(90度ずつ)で差し込めますので、 ポイントギャップと点火時期を合わせてエンジンが掛からなければ、 一旦デスビを抜いて、90度回転(デスビのシャフトを45度回す)させて差し込んでから 再度ポイント調整&点火時期調整の順で調整してください。 デスビはどの差込位置でも点火時期が合ってしまいますが、実際は正解が一箇所しかありません。 私はこれでドツボにはまり、復活に二週間掛かりました(苦笑) 焼き付き等の症状がなく、キャブの具合がOKであれば 他はヒューズの接点不良や点火コイルのパンクor結線不良しか原因が思い浮かばないので、 点火系を見直してみるのが得策だと思います。 連休中でのご成功をお祈りしております。 |
||
[6] ういろう | 2014/09/15 23:33:56 | |
こまりん号様、スバル乗り様、貴重な追加アドバイス下さり大変恐縮です。 ゴムダクトですが、作業中はずっと外したままにしています。 単純ですが、ちょっとでも空気が入るようにと思って(笑) デスビのチェックは、デスビキャップを開けて、キャップとローターの端子をヤスリで磨いた程度だったのですが、この連休での作業で、オーバーフロー以外にどうもスパークが不安定であることが分かりました。 キャップの端子も減りが目立っている様にも見受けられるので、キャップとローターを新しいものに替えて臨みたいと思います。 もうちょっと頑張ってみます。 皆様の温かいフォローに改めて感謝いたします。 |