たなちゃんのメンテナンス講座
(デスビOH編)

今回はデスビのO/H をしてみようと思います、
構造だけ知っておいても勉強になると思いますので見て下さい。
ND製、固定進角式

新品のデスビASSYは今でも入手可能です。
私も何個か持ってますが、古い物もドリブンギャを
取り換えればまだ復活出来ます。

早速O/Hしてリフレッシュさせましょう。
ドリブンギャ固定ピンを打ち抜く

物によってはピンのカシメが強く、
打ち抜きが出来ない物もあります。
その場合はカシメ部分を削り、ドリルでピンを削り掘る
作業も出てくる場合がありますので、
出来れば現在エンジンに取り付いている物より、
ストック品でお勉強の為にやってみよう!
的な方が良いかと思います。
万力にくわえて少し炙り攻め
この作業は別にしなくてもよいが、
炙った方が抜けやすくなります。

このデスビのピンは削らなくても
叩けば抜けそうです。
六角棒を削って作ったSST・抜くぞう君

ノックピン抜きが手元に無かったので作りました。
無事に抜けました

ドリブンが外れたら、ポイントプレート、
コンデンサー、ターミナルを外します。

プラスチック製のターミナルは
外す時欠け易いので注意して下さい。

ドリブンが付いていたシャフト側から
叩いてポイントプレートごと持ち上がれば
ターミナルも一緒に浮いて外れやすいです
これで全て外れました

シャフトは、ニードルベアリングが
上下プレートで挟み込むようについています。

デスビ本体にはフェルトが入ってますので、
エアーを使うようでしたら中を駄目にしない様、
気をつけて下さい。

後は納得するまでピカらせます!
全て洗浄が終わり

新品パーツも使って組みつけ開始
キャップ、ローター、ポイント、コンデンサー、ドリブンギャの品番を記載しておきます。
スバル品番で品物が入手出来なかったらND品番で注文すれば入手出来ると思います。
ただ最近部品を頼んだ訳ではないので、部品屋さんに一度問い合わせてみてください。

ディスキャップND品番029120-0310
ローターND品番029180-0071 スバル純正品番891010122
ポイントND品番029641-0151 スバル純正品番990310120
コンデンサーND品番949520-1711 スバル純正品番891020112

(画像にはありませんがシャフトも新品に変えたい方は)
デスビシャフトND品番029260-1040
 ニードルに軟いグリスを塗って取り付けます。
次にドリブンギャ

シャフトとギャを繋ぐピンは、叩いてカシメてもOK!
私は万力に挟んで潰してカシメました。
良い感じです。
ポイントプレート、コンデンサー、ポイント取付

カムの一番高い所に、ポイントのヒールを乗せて
ポイントの隙間を調整します。
はがき2枚分位の隙間を取ってください。

ヒールにはグリスをきちんと塗ってください。
塗らないで組み付けると、ヒールが焼けて
ギャップが広くなり不具合の原因になります。
ローターをつけます。
あんなにボロだったデスビが、
ここまでキレイになりました。
 手をかけてやるとここまで復活できるんですね。、また活躍してもらいます。
新品を買うと言うより、自分でO/H したと言う満足&充実感。
それが車いじりでは大事なんですよね!
でもやり過ぎはイケませんよ、アホになってしまいますから・・・それではm(__)m


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