たなちゃんのメンテナンス講座
(セルモーターOH編)
スバル360用のセルモーターです。 スタータースイッチが作動する事を前提に作業します。 |
|
本体とスターターハウジングを繋いでいるロングボルト1本外します。 | |
ボルトを抜く事でブラシカバーが開き中身が確認出来ます。 | |
ブラシの配線をマイナスドライバーで外します。 ボルトは左右長さが違いますので確認して下さい。 ダイナモ時と同様、細いドライバーなどで ブラシスプリングを引っ張り、ブラシを抜き取ります。 |
|
ブラシが外れました。 減っている様でしたら交換です。 ※ブラシを外したら、 左右どちら側に付いていたか印を付けると良いと思います。 |
|
本体を繋いでいるもう1本のロングボルトを外します。 次にエンドホルダを外します。 ホルダの中にはブレーキスプリング 真鍮のワッシャー、薄いワッシャー樹脂、 薄いワッシャーが入っており 順番がありますので作業は慎重に行ってください。 |
|
本体フィールドコイルから出ている配線が スタータースイッチへ共締めされています。 ナットを外し配線を外します。 |
|
本体を抜き取ります。 本体内側にはフィールドコイル絶縁用の パッキンが数枚、挟みこまれています。 もし交換されるようでしたら、フィールドコイルを押さえている ポールコワを本体外側のボルトを緩めて パッキンを抜き取り交換して下さい。 ※僕はパッキン紙を切った物を挟みこみました。 |
|
アーマチュア本体を外します。 ドライブピ二オン先には、ワッシャーが入っています。 各セルモーターごと枚数には、違いがあると思います。 リングギヤとピ二オンとの噛み合いの調整用です。 ※僕のは厚いワッシャー、薄いワッシャー2枚 真鍮のワッシャーが付いていました。 |
|
スタータースイッチを押さえているボルト2本を外します。 ハウジングとスイッチの間にパッキンが入っていますので 確認してください。 簡単にスイッチは外す事が出来ます。 |
|
ハウジングには、ドライブピ二オン&レバーが付いています。 ピンを抜き取ればレバーは外せます。 ※ドライブピ二オンは、レバーを外さなくても取れます。 これで全バラですね。 |
|
各パーツを綺麗にしながら組み付けていきます。 コンミテータを耐水ペーパー1500番位で磨きます。 テスターで、アーマチュアとの絶縁を計る時は、 ダイナモ時と同じようにやってください。 |
|
ドライブピ二オンの点検です。 本体を押さえピ二オンギヤを指で反時計周りに回します。 ピ二オンギヤの回転は、一方通行で 時計回りしない仕組みになっています。 スターターによってエンジンが始動され そのエンジン回転力がスターターに 伝わってしまうのを防ぐ為です。 |
|
ハウジングに各パーツを組みます。 外した時の逆手順ですね。 パーツが接触する部分には、 シリコングリスを塗って組み付けました。 レバーピンには割りピンを入れるのを忘れないでください。 |
|
アーマチュア本体を付けます。 シャフトのネジスプラインにもグリスを塗ります。 シャフト先にワッシャー入れるのを忘れないで下さい。 |
|
本体をかぶせ、フィールドコイル配線をスターターに繋ぎます。 | |
ワッシャー、ブレーキスプリングを取り付け、 エンドホルダを被せます。 |
|
ロングボルト、ブラシ、各配線を取り付け、増し締めをして ブラシカバーを閉めて完成です。 ※ロングボルト2本取り付けた後でもブラシカバーは閉められます。 |
|
お疲れ様でした。 組み上がったセルモーターを単体で作動確認も出来ます。 セルモーターを、ガッツリ持って配線ショートに気を付けて、 怪我をしない様に点検して下さい。 作動確認なさる方は自己責任で お願い致しますm(__)m |